夜のつくば道めぐり
主催は、筑波大学ADPチーム、茨城県ウオーキング協会。
11月8日(土)の夕方、北条や平沢の皆さんからお借りした
提灯を持って、つくば道を筑波山神社まで歩こう、という催し。
以下は、告知チラシからの引用です。
「 こくぶん祭期間中、各地区ではつくば道に沿って様々な
灯りのイベントが催されています。
各地区で趣向を凝らした灯りを辿りながら、秋の夜長を
初めて会った人と語らいながら歩く。
提灯と道灯りに照らし出された夜のつくば道は
心地よい疲れの中で普段とは違った顔を見せてくれるでしょう。」
まずは、「北条ふれあい館岩崎屋」を出発です。午後4時頃かな?
(当方残念ながら参加しておりませんので)

北条の町並みを抜けて、神郡(かんごおり)の集落の入り口です。

これって、もしかして左側通行ってやつじゃないですか?
ずっと以前、人間は本来、自然に道路の左側を歩くんだ、
ということを聞きました。
それは心臓が体の左側についているから。
心臓を本能的にガードするために、左側通行になるんですって。
ほんとかね?
日本とイギリスは自然の摂理に反したことを・・・(ちとオーバーな)
神郡の町なかに差し掛かりました。

一番雰囲気のあるところを撮ればよかったのに。
(参加していないんで、何とでも言えますわ)
神郡の次の臼井の集落に向かっています。
だんだん暗くなってきました。(カメラの操作でどうにでもなるんでしょ)
いよいよ提灯が、昼行灯状態を脱却します。
とにかく常に筑波山を見ながらの道行きなのです。
これぞつくば道ですねえ。

ほぼ中間地点の大鳥居を潜ります。これから急勾配がつづくのです。

旧郵便局の前で、休憩でしょうかね?たいがいへばるところです。
「心地よい疲れ」の人がどのくらいいたのかな?

そして、ライトアップされた筑波山神社拝殿の前で、ハイ、チーズ。

これで見ると総勢27人、なんと赤ちゃんまでいるんですねえ。
参加された皆さんにちゃんと写真を差し上げましたかな?正人さん。
19番。「表と裏の光」。WU TEKI さんの作品です。
栗原製麺さんの工場うらの土手に設置したものです。
この時期、同じ場所を工事していたので、
設置は大変だったのではないかと、拝察いたしますですよ。

工事前のこの場所は、木が植えてあったり、花が咲いていたり
したところでした。土手が崩れるというので、
コンクリートで固めたのです。
昼間です。

設置場所が劇的にかわったので、製作意図がうまくいったのかどうか、
ご本人に聞いてみないと・・・。
さて、最後20番です。
SARA HEDBERG さんの「Shining Game」です。

外国の方の作品なので、外国のお友達とおぼしき方たちが
見学にきていました。

昼間です。八坂神社のはす向かいの空き地に設置してありました。

長いことお付き合いいただき、ありがとうございました。
2箇所アップできなかったのは返すがえすも残念です。
20人の学生さんたちには、良くぞここまで、北条のために
光を振りまいてくれたとお礼をいいたいと思います。
ありがとうございました。
完
松林 環美さんの「帰り道」です。
この作品は、我が家の板塀に灯りをともす
というものですが、この板塀が、実はぼろぼろなのです。
いつから修理していないか分からないくらい古いもので、
あちこち穴があいていたり、はがれていて
下地の土壁がむき出しだったりしています。
いわば、我が家の恥ずかしい部分。
そこに灯りを入れてわざわざ目立たせる・・・
一瞬、絶句しましたね。
フツウ、拒絶するものだとおもいません?
そこは寛容(?)なたかぼんでありますよ。
前置きが長くなりました。でも、一言言いたい。
で、写真です。

なんか気の乗らない写真だと・・・
昼間です。

事情賢察あれかし、と願うのみ。
さっさと次へいきます。
17番、福田 千春さんの「もくもく」
この作品も我が家がらみです。
家の敷地の真ん中に水路が通っているんですが
その水路の裏堀の出口に設置したものです。

風船の中にLEDという発光体を仕込んであります。
福田さんは、これを設置する際、堀の中にジャブジャブと
入ったんです。入らなきゃ出来ないんですけどね。
以前よりきれいになったとはいえ、
あの裏堀によく素足で入れるなあ、と感心しました。
昼間です。

この2つともよくまあ考えたものだと思います、が、ほかに
我が家のなかにもっと良いところがあったのではないか
と考えるのは、芸術なるものに疎い人間の
短絡発想ですかね。
山口 麻里菜さんの作品です。
ところは、沢辺本店という荒物屋さんの
土蔵の壁です。
土壁の上にトタンが全面に張ってあるのですが
そのトタンがでこぼこしているんです。
この前提でごらんください。
これだ!!!




おわかりでしょうか。苦心の撮影でした。
左右のライトが光ったり消えたりしていくんです。
トタンのでこぼこの影の変化を表現したかったのでしょう。
意図は十分伝わっていると思います。
家主さんは「こんなにでこぼこしてたのか」
とびっくりしたんじゃないでしょうか。
昼間の写真です。

前にも言いましたが、この風景を見て夜の光景を連想するって
すごいと思います。私のようなぼんくらには到底発想できません。
間近に見ても、こんなものですから。

国民文化祭が開催された11月の一ヶ月間
試験的に行われた、つくば市による
バス運行のお話です。
とりあえず、パンフレットです。

筑波山麓を周遊する無料バスを走らせました。
筑波山神社入り口からつくば道を下り、
あまり車の混まない狭い、山道を迂回して筑波山神社に戻る、というものです。
バスの運行表です。

40分間隔で11本のバスが走りますから、
ひとつの停留所で降りたら周辺を散策して40分後の
次のバスに乗る、ということを想定しています。
パンフをアップにするとこんな具合です。
たとえば、6番の停留所で降りて、岩崎屋でお茶をして、
町並みを散策しながら次の9番、平沢官衙遺跡でまたバスに乗る
といった塩梅です。

乗れない人がでる位の賑わいで、なかなか良い試みだったと思います。
最近、バスが見直されてきています。
是非、何らかの形で、このトライを現実の施策に反映させて
欲しいものです。
12番は「仕舞う」。
藤井 花穂さんです。

これも何のことやら、さっぱりわかりませんね。
昼間の写真です。

ご存知、田村呉服店さんの店蔵の中。反物を収納していた棚に
光を入れ込んだようです。
外観です。
大正時代の建築で、二階が二つに分かれているのが特徴です。
この二階のお座敷で、花嫁衣裳などの試着をされていたとか。

13番は、地斉 麻美さんの「みの」

ガレージに吊るしました。
将棋の手に、「みのがこい」というのがありました。
「みの」のアップも撮ればよかったですね。

14番は、写真に撮れないタイプの展示でした。
?????
で、プレートだけを無理やり。

昼間の写真です。

これでもわかりませんよね。
解説つけます。
広い駐車場にある20本くらいの電柱の蛍光灯をランダムに点滅させる、
というものです。
蛍光灯が寿命で点滅しているようにしか見えないのですが・・・。
ちょうど、公式記録のビデオ班が来ていましたが、
あきらめて、別のターゲットに移動していきました。
気持ちがよーくわかります。
大高さんは、3箇所に同様の作品を設置していました。
そのうちの一つ目を紹介します。
広瀬歯科医院さんの駐車場に設置したものです。

大きくすると、

子供達が、学校帰りに町の中で遊んでいる雰囲気を出せたら
とは大高さんのコメント。
昼間の駐車場です。こんなところで子供達が遊んでいる、そんな感じかな?

もうひとつ。
山口洋品店さんの前。ここは有名な(?)つくば道の道標が立っている所です。

南に面した明るいところです。右にあるのが道標です。
朝早い時間に撮ったので、まだカーテンが閉まっています。

なんとなく、子供達を見つめる優しい目といった大高さんの意図が
分かるような気がしませんか。
light scape 光景の5番目にいきます。
「真夜中」という題で、久保田 沙耶さんの作。

横に一本の光が走っている、そんな感じですが・・・
昼間は

暗いときに見ると、意味ありげな雰囲気ですが、
明るいと、なんてことない・・・ってことは、
明るいときに、夜のイメージをわかす、いや、わく、ですかね。
これはなかなか出来そうで、出来ない。
私のようなぼんくらは、単に見逃してますよ。
6番さん、出番ですよ。
「くらくてもあかるくても」という題。北条内町という町内にある
児童館の裏側にありました。
なかなか行き着けなくて、やっとです。
これだ!!!

この作品は、横からも見ないとよくわからないんです。

え?さらにわからなくなった?そうですね。そうです。分かりませんね。
で、

遊園地にある遊具のような、黄色いお馬さんに
パラフィン紙か何かをかぶせているんです。
ストロボをたくと、乱反射するんですって。
作者の中川 桂洋さんは(中にうずくまっている方)
裏側にあるんで、たどり着く人が少ないんです、と
嘆いていました。
しかし、よくこんなとこ見つけましたね。
ご苦労さんです。
訳あって18番目に飛びます。(順番はあまり意味がないんですがね。)
18番は俗に”おはこ”とも言いますね。たまたまですが。
タイトルは「スポット」。
作者は友野 可奈子さん。
この作品の場所選びは大変でした。
私も少し関わったのでわかります。
友野さんの粘り勝ちです。
何しろ3件目にしてようやく設置にこぎつけたんです。
それが、これだ!!!

この作品は舞台裏をとることができました。
一階の向かって右側の部分です。家の中から光をあてるんです。

左側です、が、よく分かりません。

昼間というか、朝です。

ようやく訳あってに話が進みます。
え?勿体つけるなって?まあそうおっしゃらずに。
実は、ここは北条街づくり振興会が待ちに待った喫茶店として
明日、25日11時にオープンするところなんです。
それで今日、ブログにアップした訳です。
お店の名前はカフェ ポステン
言葉の響きでなんとなくお分かりかと思いますが、
大正時代に郵便局だったところ。
ポステンはドイツ語で郵便局。でしたよね。
場所は北条の目抜き通り(ほかに目立った通りはないんですが)
常陽銀行、筑波支店のはす向かい。我が家の東側3件となりです。
電話は・・・、まだ聞いてません。
若い二人が(あんまり若くもないか)がんばりました。

彼はもともと喫茶店の店長をやっていたので、
珈琲、紅茶は折り紙つきです。
お店の雰囲気も大正ロマンを満喫できますよ。
お店の奥は、ゆったり座れるコーナーもあり、
北条散策に疲れた足に優しいスペースになりますね。
これから、北条の新しいスポットとして繁盛してほしいものです。
皆さんも是非応援してくださいませ。