折形展
2008年 07月 06日
礼法折形展が好評のうちに終了しました。
先週、今週と土日だけの開催で、もっと
多くの方に見ていただきたかった展覧でした。
室町時代にさかのぼるとういう、起源の
すごさもさることながら、現代にも
その伝統が脈々と受け継がれていることに
感動しました。
会場いっぱいの作品群を見ていると
最近の日本人(もちろん私自身もですが)
に欠けた何かが見えてくるような
気がしました。
これは「耳だらい」という漆器だそうです。
その中には水を張り、梶の葉を沈めています。
天の川を水面に映して、葉に書いた願いを
成就してもらう、というのが葉書(はがき)の
始まりなんだとか。
なんとも奥ゆかしいというか、はかないというか、
日本文化の繊細さが感じられます。
次回を期待しています。