小田原のひな祭り
2016年 03月 09日
小田原といえば、お城です。いまは耐震工事で修復中です。
小田原といえば、いま旬?の真田丸で北条氏政が悪大名役で頑張ってますね。
小田原といえば、最近のNHKぶらタモリで放映されていました。江戸の「総構え」は小田原が原点だとか。
小田原といえば、小田原合戦。
このときに家康などの大名が守りの固さを実感したんでしょうね。
小田原といえば、「ういろう」。全国で一つしかない苗字、「外郎(ういろう)」家のご当主から教えていただきました。
これが「ういろう」のお店。まるでお城です。小田原城ではありません。れっきとした民間の建物です。
中国で一千年、日本で六百年という伝統と格式を誇る稀有なお家柄。そもそも「ういろう」家は丸薬の製造、販売を生業としていました。のちにお菓子の「ういろう」も製造しはじめたということ。ですからお菓子もこちらがご本家。
お店の裏にある土蔵を改装して「ういろう博物館」として一般公開もしています。
そこにはなんと、市川団十郎演じる、歌舞伎十八番「外郎売り」の写真とサインが展示してあるではありませんか。二代目団十郎がここの丸薬で病いが癒え、それが縁で演目になったのだそうです。先般亡くなられた十二代目団十郎によって復活上演されましたが、都度、外郎家にご挨拶に見えたんだとか。いい勉強になりました。
ようやくお雛さまにたどり着きます。
清閑亭です。
続く。