終戦記念日
2013年 08月 15日
昭和18年に発行された「大東亜聖戦畫史」。
30㎝×22㎝厚さが3㎝ほどの写真集みたいなものです。

昔の卒業アルバムもこんな装丁でした。
このころはまだ戦意高揚のための仕掛けがたくさんあったのでしょう。戦費調達の意味もあったような感じで、値段が25円です。

領収書まで取ってあるのもすごいです。
この手の書物には必ずと言っていいほど、「詔書」が載っています。

次の文章は「詔書」ではありませんが、「序」に曰く、『東亜共榮は皇國年来の希願とせる所、而して又具眼達識士の夙くより其の實現に努力挺身し來れるところである。然るに十九世紀以來一日として東亜の天地に安寧の日なくして今日に至れるは即ち米英両國が其貪慾の魔手を伸べて搾取と壓迫とに始終し、自國の利益の為に日華両國を始め各民族を反目抗争せしめ、ひいて東亜全體に寧日なからしめんとする陋策による。』
今もこんな言い回しをしている北某国もありますが、時代がなせることとはいえ、こんなことで国民を煽っていたのかと思うと暗澹たるものがあります。
大東亜戦争地図には朝鮮半島と樺太や台湾が日本の領土として載っています。

戦後68年、とテレビで言っています。こういう物をみていると、まだまだ戦後は終わっていない、と実感します。