名婦歌画帖とは?
2013年 08月 02日
この「名婦歌画帖」(講談社)もその一つ。
大正12年ころ創刊の雑誌「少女倶楽部」新年号附録です。
表紙です。12センチ角で中身は蛇腹仕立てです。
50名の歌人が有名婦人ごとに歌を詠んでいます。その数46名。どうも数が合いません。?
当時の有名婦人とは・・・。
「大葉子(おおはこ)」という欽明天皇時代(西暦500年ころ)の賢婦人から始まって、紫式部、清少納言、正行(まさつら)の母、山内一豊の妻、春日局、はてはジャンヌ・ダルク、ナイチンゲール、さらには孟子の母まで、洋の東西を問わず網羅されています。今では全く忘れられた方もいるなど、当時の世相がうかがえて興味が尽きません。
歌人には与謝野晶子や若山喜志子(牧水の奥さん)なども参加しています。
若山喜志子は祖父と多少の親交があったようで、家に手紙が残っています。
与謝野晶子はどんな歌を詠んだのでしょう。右の「静御前」を詠んでいます。
文字が読めますかどうか。
あとのいくつかを列挙します。
選定の基準がわかりませんが、今これをやったら、何百人になるんでしょう。