旧安田邸のこと 続き
2010年 03月 05日
団子坂下から団子坂上とたどって15分ほど。
旧安田邸は閑静な住宅街にありました。
入り口の構え。
玄関では、ボランティアの奥様たちが
三つ指ついて(?)お出迎え。あわてて正座したものです。 最初に入った洋風な部屋。
ボランティアの方が説明してくれて、分かりやすかった。
くくりつけの長椅子。 二段になったテーブル。
相当手間隙かけて建てられたのが分かります。
昭和期の蓄音機(音は聞けませんでしたが)。
家が一軒建ったそうです。
こちらが本日の目玉、永徳斉作の雛人形。
当然、ボランティアの解説付きです。 すぐ隣では抹茶のお手前をいただけます。
ワタクシめも一服いただきました。
永徳斉というのは戦前、東京で随一といわれた雛人形の老舗で、宮家、貴族階級
財閥系の顧客に納めた優品が今なおコレクターの胸をときめかせる名工の店でした。
(パンフより)
二階の和室も簡素なつくりの中にこだわりの意匠がそこここにありました。
なるほど、わが北条の旧矢中邸も負けず劣らず文化財的な要素を十分持っている、と感じたのは、ワタクシめだけではないようですね。
参考になる建築物ではありました。
至福のひと時を過ごすことができ、満足、満足。
コメントでもご指摘を頂いたように、「やなかつながり」でもありますね。
「やなか」は江戸時代のビッグネーム。下町情緒たっぷりの界隈を散策するのもまた一興です。ぜひ足をお運び下さいませ。(三つ指・・・をついたつもり)