手風琴
2009年 06月 18日
「手風琴獨まなび」
上の巻、下の巻の二巻セットです。これは下の巻。
落書きがありますね。よほど退屈だったのでしょう。
明治35年、十字屋発行です。
十字屋さんはいまも銀座十字屋として営業しています。
手風琴とはアコーデオンのことですって。知らなんだ。
「はしがき」がおもしろいんです。
「アッコージョン」と表現しているのも時代ですね。
「其音色は重々しい上品な地へ快活な音を加へて
実に実にうぐいすが春の花に
さへづるとでも形容しましやうか、
また天津乙女が天上に音楽を奏するとでも申さうか・・・」
なんとも大仰な形容です。
当時はほかに楽器の種類が少なくて、
こんな大げさな表現でも、みなさん納得したのでしょうか。
楽譜も数字で音符を表しています。
ちなみに尺八は「ロツレチリ」というカタカナで楽譜ができていましたっけ。
勧進帳はこんな風です。
ん?勧進帳をアコーデオンで弾く?
よくわかりません。
PS 写真の左うえに影が見えますが、どうもデジカメが
故障したらしいのです。
見にくくて申し訳ありません。
修理に出すしかないなあ。