命のはかなさ
2009年 06月 01日
朝早く、我が家の店蔵の前で、
ちょっとした異変がありました。
毎年恒例、店蔵の軒下ではツバメの子育てがはじまりました。
今年も一対の夫婦ツバメが巣に卵を産み、せっせとえさを運ぶ毎日。
巣立ちを楽しみにしていました。
一週間ほど前のヒナたちです。
巣と軒の間が狭いので、うまく写真が撮れません。
ボケボケです。あとでちゃんと撮ろうと思っていました。
軒下の巣の様子です。
日曜の朝、親ツバメの様子がおかしいのです。
道路に並んで巣を見上げたり、
しきりに巣の前を飛び回っています。(二羽飛んでいるのが見えるでしょうか)
ヒナの巣立ちにしてはちょっと早いな、と思いながら
ふと見上げると、
なんと、巣のとなりで、蛇がとぐろをまいているではありませんか。
先ほどの軒下の写真をよくご覧ください。↑↑↑
ふたつの巣の向こうに黒っぽい塊が見えます。
大きくすると、
右がヒナのいる巣です。左が・・・・・!!!
ストロボを焚いたので、蛇の目が光っています。(ゾクッ)
あわてて、棒切れで蛇をつつきました。
すると、軒を伝って逃げ出しました。
逃げ出した蛇のお腹が膨れているのです。
ヒナの2~3羽は飲み込まれてしまったようです。
あとで、かみさんに聞いたらまだ2羽くらいは残っているとのこと。
全滅でなくてよかったー。残ったヒナにはなんとしても
生き延びて欲しいものですが。
1メートルはあろうかという代物は、側溝の穴の中に
逃げていきました。
前々から我が家には蛇やら蛙やらが住み着いているのは
知っていましたが、なんとも生々しい現場に遭遇してしまいました。
蛇も生きるためですから、仕方の無いこと。
自然の激しさを垣間見た思いです。