小江戸 栃木市
2009年 01月 25日
県庁所在地ではありません。
かつて県庁所在地だったのです。
今は宇都宮市にその座を譲っていますが
戦前は商都として栄えたところです。
現在の人口は8万人ほどですが、
地方都市の宿命でもある人口減に悩まされているようです。
その栃木市は江戸時代、巴波川(うずまがわ)舟運の要衝として
また、日光東照宮へ向かう朝廷の勅使が通る
例幣使(れいへいし)街道の宿場町として栄えました。
今日は、天明年間(230年くらい前)創業の油伝(あぶでん)味噌株式会社さんを訪ねました。
通称「あぶでん」さんは我が家が醤油醸造をやっていた頃からのお付き合いで、
味噌を卸してもらっていた老舗です。
明治23年の鳥瞰図がありました。広いです。この図のほかにも敷地があるんですから。
今でも味噌の製造を続けておられ、20年ほど前から
「田楽あぶでん」という茶店を開いておられます。
例幣使街道に面した店先です。鳥瞰図の下の辺りです。
茶店の入り口です。鳥瞰図の左下にあります。
7代目と8代目のご当主が奥様ともども味噌工場と
茶店の切り盛りをされています。
7代目ご当主に蔵と工場の内部をご案内いただきました。
これは図の右側を外から見たところです。
4つの蔵の屋根瓦を全部取り替えられたそうです。
脇のいた塀もきれいに修復されていました。
続く。