江戸時代の登録文化財に住んでいます。日々の出来事や、出土(?)した古い生活用品などをお見せしています。北条の町おこしにも協力しています。


by たかぼん
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

矢中のお月見

先週の23日は中秋の名月、の一日あとでした。
矢中御殿では、第二回文化講座
月と筑波山万葉歌
が開かれました。
b0124462_935684.jpg


せっかくの名月、大雨でした。
日ごろの行いのよい方がおられたようで・・・。
それでも、15名ほどの参加があり、ちょうどいい講座になりました。
b0124462_99982.jpg

講師は言わずとしれた井坂敦實せんせい。

初手から井坂節が炸裂です。
「いまの歴史学者はだめ!なんにもわかっちゃいないんだから」
と自説をご開陳です。

聞いているとついつい引き込まれてしまうから、不思議です。
いえいえ、他意はございませんですよ。

万葉集3000余首のなかで、筑波山を歌ったものが25首。
かの富士山でさえ、13首なんだそうで、たいしたもんです。
西の富士山、東の筑波、とはよく言ったものです。

特に筑波山は縁結びの神様ということで、知られていたようですね。

ということで、神様をまつる儀式には事欠かなかったわけで、
それを知りもしないで、筑波山を読み込んだ歌を、
単なる景色の歌と解釈するやからが多い、
と、冒頭の井坂節になるわけです。

そんなこんなで、3首を解説。

面白かったのは、玉造町から見た筑波山を着物に見立てた写真でした。
筑波山の双峰に満月が乗っかって、まるで筑波山が着物のように見えました。
このような満月と筑波山の写真は初めてみました。
合成写真?とつぶやいたら、
「そんな事言うのは、あんただけ!」と一笑に付されましたね。

月見団子もいろどりを添えてくれて、口のなかにも入ってくれました。
b0124462_9395712.jpg


我が家の行灯も、隅っこに急遽飾って仲間入りさせてもらいました。
(残念ながら、そのときの写真は撮りませんでした。)

で、ついでに行灯のご紹介。
有明行灯にはお月様が組み込んであるんです。ホントですよ。

これが正面。
b0124462_9412089.jpg

満月なんです。

左側。
b0124462_9425841.jpg

半月です。

右側。
b0124462_9434534.jpg

三日月ですねえ。

最後、後ろ側。
b0124462_9445096.jpg

真っ黒けの新月。

ね。ちゃんとお月様の物語になっています。
[PR]
Commented by いうち at 2010-09-29 10:28 x
お久しぶりです。

すてきな行灯!
確か、東京の下町で、全く同じ形の行灯を作っている若い男性がいる・・・と最近TVで見ました。
こちらがその大元、ですね、素晴らしい!

いつもブログ拝見していますヨ。
十五夜のイベントもステキ! 行きたかったなぁ~

夕べも、雲の合間から、キレイな月が見えていましたね!
夜空なのに、どきっとするほど、空が濃紺で、雲がはっきりとしていて、月も電気が付いているのかと思うほど明るくて・・・

秋の、夜空は、なぜか色っぽい、と感じるのは、私だけでしょうね~(恥)

Commented by hojo4027 at 2010-09-29 11:52
いうちさん
いつもありがとうございます。
ここのところ、ブログの更新をだいぶサボっております。

行灯は付け足しですが、
講座の中身は勉強になりました。

昔の満月はほんとに貴重なものだったんです。
ほかに明かりがない、万葉の時代に想いを馳せて
一句読んだのであります。

恥ずかしいので、本文には載せませんでしたが、
ここで、ちょっとおめもじを・・・。

筑波峰の 月も隠れる ゲリラ雨
宵待つ 妹(いも)の 香り 恋しき

お粗末さまでした。
Commented by なな at 2010-09-30 21:35 x
素敵な講座ですね。行きたかったです。
行灯すばらしい。
Commented by hojo4027 at 2010-10-01 09:44
ななさん
この手の講座は、講師はもちろんですが、
会場の環境も大いに影響すると思います。
普通の会議室みたいなところでは、
ない頭が余計空っぽになってしまいます。

そういう意味では、岩崎屋の存在も大きいですね。
街興しのアイデアも、あの和室で色々知恵を出し合ったので、
いいものが出てきたように感じます。

by hojo4027 | 2010-09-28 09:57 | 矢中御殿 | Comments(4)